飛行計画(フライトプラン)の登録と確認 飛行情報共有システム(FISS)
2022年9月15日
2022年12月18日
無人航空機(ドローン)の運用実務
飛行計画(フライトプラン)の登録と確認
無人航空機(ドローン)の安全飛行をするために事前に何時・どこで・どのくらいの高さを飛行させるかを事前に登録し、他のドローンを飛行させる人や、航空機(有人)のパイロットなどの航空関係者に知ってもおらう必要があります。また、飛行予定が他のドローンや航空機とバッティングしないように確認しておくことも安全飛行には必要です。このような必要性から飛行情報共有システム(FISS)が運用されています。2022年12月以降、「飛行情報共有システム(FISS)」は、ドローンの機体登録や、包括許可承認などを行うサイト「ドローン情報基盤システム」と統合され、フライトプランの通報は、ドローン情報基盤システム2.0(DIPS2.0)で行うように変更になりました。詳しくは、
無人航空機の飛行計画の通報(令和4年12月5日施行)https://www.nomanfrg.com/2022/12/flight-plan.html
飛行計画の通報の経緯
全ドローンの飛行計画、情報共有サイトに登録義務化 - 産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20190819-CZP4A6LD55PUHBLXTZFUQ4KBWE/全ドローンの飛行計画、情報共有サイトに登録義務化
2019/8/19
ドローン(小型無人機)の安全対策をめぐり、国土交通省が飛行を許可した全てのドローンについて、飛行前に日時や場所、高度などの飛行計画を同省が運営する情報共有サイトに登録するよう運航者側に義務付けたことが19日、分かった。全てのドローンの飛行計画が公開されることになり、事故防止のほか、摘発が相次ぐ無許可飛行機体の識別にも活用が期待される。故意に登録しないなど悪質な場合は、飛行許可の取り消し措置を検討する。
同省は今年4月、ドローン同士の接触や有人機とのニアミスといった事故の防止策として、ドローンの運航者が飛行日時や場所、高度などの情報を登録する情報共有サイト「飛行情報共有システム」を開設した。
登録すると地図上に公開され、誰でも閲覧可能となる。ただ、登録は任意のため利用者が増えず、同省は航空法に基づく通達を改正。7月26日以降に許可を受けた機体を対象に登録の義務化に踏み切った。
飛行情報の共有飛行情報共有システムへの入力令和元年7月26日より、航空法に基づく許可・承認を受けて飛行を行う場合には、飛行前に飛行経路に係る他の無人航空機の飛行予定の情報等を飛行情報共有システムで確認するとともに、本システムに飛行予定の情報を入力することが必要となっています。許可・承認を受けた飛行を行う場合には、飛行前に本システムに飛行予定の情報を入力して下さい。ドローン情報基盤システム(飛行情報共有機能)(FISS)より
ドローン情報基盤システム(飛行情報共有機能)(FISS)
https://www.fiss.mlit.go.jp/top
包括許可・承認を受けた場合も無人航空機(ドローン)を飛行させる前に、事前に予定をこのシステムへ入力しなければいけません。また、他のドローンのフライトプランも確認することができます。飛行予定空域や時間がバッティングしないか事前に確認することが可能ですし、必要です。
当初は飛行許可・承認の電子申請サイトのドローン情報基盤システム(DIPS)https://www.dips.mlit.go.jp/portal/ と完全に分かれて運用されており、別々に利用登録して、別々にログインして利用しなければいけないなど、不便な点が多かったのもあり、利用が進んでいなかった。(私の感覚です)そのため、登録義務化が明文化されました。現在では、DIPSのアカウントがFISSでも利用できるようになっているので、全てを初めて利用登録する場合は、DIPSからアカウントを登録する方が幾分手間が省けると思います。航空局の発表では令和4年(2022年)11月7日の予定で新システム(DIPS 2.0)へ統合され、飛行許可・承認と飛行計画の届け出が、一元化されます。
令和4年12月5日の改正航空法の施行に伴い、飛行日が令和4年12月5以降となる飛行計画は、今後リリース予定の新システム(DIPS 2.0)へ通報をいただきますようよろしくお願いいたします。なお、現行の飛行情報共有システム(FISS)において、令和4年12月5以降の飛行日を含む飛行計画の入力は可能ですが、令和4年(2022年)12月4日までの飛行日の飛行計画のみ有効、令和4年12月5以降の飛行日の飛行計画は無効扱いとなりますのでご注意ください。DIPS2.0 リリース日:令和4年11月7日(予定)国土交通省航空局のサイトより
飛行情報共有システム(FISS)は登録をすれば、公開された飛行計画を誰でも無料で見ることができます。5年くらい前は一日に数件だった登録が現在では平日で、おびただしい数の登録があります。これは、単純にドローンの利用が増えただけでなく、飛行計画の登録が義務化された事などで、運用実態に近づいたのではないかと思われます。
飛行情報共有システム(FISS)での無人航空機の飛行情報の確認の仕方
ドローン情報基盤システム(飛行情報共有機能)(FISS)
https://www.fiss.mlit.go.jp/top よりログインをします。
詳細画面
確認したい範囲に地図を拡大縮小さて、左上の期間を選んで
「抽出」アイコン(赤マルの箇所)をクリックします。選択範囲が広いと
と表示されて全てが表示されないので注意が必要です。
地図の拡大・縮小や日付の変更をするたびに
「抽出」アイコンをクリックする必要があります。
「紙飛行機アイコン」をクリックすると
飛行計画の詳細(・飛行時間・緯度・経度 ・高度)が表示されます。
詳細画面
確認したい範囲に地図を拡大縮小さて、左上の期間を選んで
「抽出」アイコン(赤マルの箇所)をクリックします。選択範囲が広いと
【抽出結果】100件以上抽出結果が100件以上のため、
抽出条件を絞って再度抽出してください。
と表示されて全てが表示されないので注意が必要です。
地図の拡大・縮小や日付の変更をするたびに
「抽出」アイコンをクリックする必要があります。
「紙飛行機アイコン」をクリックすると
飛行計画の詳細(・飛行時間・緯度・経度 ・高度)が表示されます。
2022年12月以降、「飛行情報共有システム(FISS)」は、ドローンの機体登録や、包括許可承認などを行うサイト「ドローン情報基盤システム」と統合され、フライトプランの通報は、ドローン情報基盤システム2.0(DIPS2.0)で行うように変更になりました。詳しくは、
無人航空機の飛行計画の通報(令和4年12月5日施行)
無人航空機の飛行計画の通報(令和4年12月5日施行)
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