Noman Flight Research Group 無人航空機(ドローン)の研究会です

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クリスマスイブにはサンタクロースのプレゼント配送をリアルタイムに追跡する

2024年12月18日  2024年12月25日 

サンタクロースと航空・宇宙の世界には、驚くほど深い繋がりがあります。サンタは地上ではなく、世界中の空をトナカイのソリで飛行するため、航空関連の機関との関わりが特別なのだろうと思います。世界中の子供たちが心待ちにするプレゼント配送は、航空機やロケットを追跡する機関やサービスによって監視されることがあり、航空機運航の重要な情報であるノータムには、サンタのソリの運航に関する注意喚起さえ含まれることがあります。

以前、クリスマス前に幼稚園を訪れたサンタさんに会った際、園児からの「何に乗ってきましたか?」という質問に「トナカイのソリで来たよ」と答え、「どこに止めているの?」には「上空で待機しています」と妙にリアルに返答したのです。後に、このサンタが昔、米軍で働いていたことを知り、彼のこの返答を納得すると同時に、サンタクロースと航空・宇宙の世界の意外な縁にあらためて面白さを感じました。まさに、サンタと航空・宇宙関連の世界には、不思議な繋がりがあるようです。

 無人航空機(ドローン)のノータム[NOTAM] の 読み方・見方【教則学習・周辺知識】
の中の「サンタクロースのノータム」として詳細をまとめています。

クリスマスイブ12月24日にサンタクロースを追跡する方法

クリスマスイブの12月24日に、サンタクロースをリアルタイムで追跡したい方には、いくつかのウェブサイトがお勧めです。
最も有名で歴史のあるサンタ追跡サイトは、ノーラッドのサンタトラッカーです。最近では、サンタのソリに新技術が導入されたことで、フライトレーダー24でも追跡することができるようになっています。

ノーラッド[NORAD]サンタ追跡
https://www.noradsanta.org/ja/
核ミサイルや弾道ミサイルの発射警戒や人工衛星やスペースデブリの監視観測などに使用している人工衛星やレーダシステムを用いて全世界を飛行しているサンタをリアルタイムに追跡します。
Flightradar24 サンタのフライト追跡
https://www.flightradar24.com/
サンタの移動手段であるソリに搭載されたADS-Bトランスポンダの受信情報を基に通常、航空機を追跡しているシステムを利用してリアルタイムに追跡します。
https://santatracker.google.com/
Googleがどのようなテクノロジーを利用して追跡しているのかは公表されていませんがGoogle先生はなんでも知っているみたいです。

これらのサイトで提供している位置情報はリンクしていません。

ノーラッド[NORAD]サンタ追跡

通常、軍事機関のノーラッド NORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)は北アメリカ(アメリカ合衆国とカナダ)の航空や宇宙に関する観測、危険の早期発見を目的として設置されている軍事機関です。人工衛星の状況観測、地球上の核ミサイル・弾道ミサイルの発射警戒、戦略爆撃機の動向監視を、24時間365日休むことなく行っています。
この機関は、持っている高度な技術を使って、クリスマスイブには上空のサンタクロースを追跡し、その位置を地図上で表示してくれるサイトを運営しています。普段は厳しい監視を行う組織が、この日ばかりは子どもたちに夢と喜びを与えてくれるのは、とてもすてきなことだと思います。

https://www.noradsanta.org/ja/

NORAD Tracks Santaのキャプチャ
2023年12月24日のNORAD Tracks Santa 東京上空のキャプチャ

サンタクロースと航空・宇宙の世界の繋がりの起源は、1955年、NORAD(北米航空宇宙防衛司令部、当時は中央防衛航空軍基地)、司令長官のホットライン電話番号が誤ってクリスマスの広告にサンタクロースの電話番号として掲載されたことにあります。子供からの電話を受けた大佐がサンタをレーダーで確認したと答えたことから、この伝統が始まりました。現在も、NORADは毎年サンタの追跡を行い、独自のWEBサイトで情報を発信しています。

1955年、NORADの前身である大陸防空司令部(CONAD)は、コロラド州コロラドスプリングスを拠点としていました。その年のクリスマス、コロラドスプリングスの新聞に掲載されたシアーズ百貨店の広告には、サンタの写真と「昼でも夜でも、私個人の電話で話してあげる」という子供たちへの呼びかけが載っていました。しかし、広告に掲載されていた電話番号の印字ミスやダイヤルミスにより、子どもの電話はその日CONADに勤務していたハリー・シュウプ[Harry Shoup]大佐につながってしまいました。

子供たちからの予期せぬ電話に、彼は「間違い電話だ」と切るのではなく、驚くほど親切に対応し、「サンタのクリスマス・イブの様子を教えてあげよう」と、子供たちと楽しく会話を続けたそうです。所説あるようですが、これが、NORADの任務にサンタクロースの追跡が加わったきっかけとされています。その後およそ70年間、この伝統は毎年続いています。

サンタクロースを追跡できる技術

NORADによると、サンタの追跡方法を次のように説明しています。早期警戒レーダーでサンタの出発を検知し、サンタのソリを引いているトナカイの「ルドルフ」(赤鼻のトナカイ)の鼻から発せられる赤外線を人工衛星で追跡しています。カナダ上空ではカナダのCF-18、アメリカ上空ではアメリカのF-15、F-16、F-22がサンタをエスコートしています。

NORADは毎年、クリスマスの時期が近づくと、サンタクロースが北極を出発する様子をレーダーでしっかりと確認します。サンタが飛び立った瞬間、普段北米に向けて発射されるミサイルを監視するために使用する人工衛星と同じ衛星で追跡を開始します。

人工衛星には赤外線センサーが付いているため、熱を感知できます。ロケットやミサイルが打ち上げられる際には大量の熱が発生し、人工衛星で探知可能なほどの熱量になります。ルドルフの鼻はミサイルの発射に似た赤外線反応を示すため、これらの人工衛星は明るい赤鼻を簡単に探知することができます。

カナダ側のNORAD戦闘機パイロットは、CF-18を操縦しながらニューファンドランドを飛び立ち、北米に到来するサンタを歓迎します。カナダのさまざまな場所で、CF-18のパイロットたちがサンタをエスコートしていきます。アメリカでは、NORAD戦闘機パイロットたちがF-15、F-16、およびF-22を操縦し、サンタとトナカイたちとのスリル満点の飛行を楽しみます。エスコートするトナカイは、ダッシャー、ダンサー、プランサー、ヴィクセン、コメット、キューピッド、ドナー、ブリッツェン、そしてルドルフです。

サンタはジェット戦闘機よりも早く飛びますが(実際には、私たちがエスコートできるようにスピードを落としてくれます)、これらのシステムによって、NORADはサンタがさまざまな場所を訪れる様子を継続的に捉えることができるのです。
 
サンタのソリについての諸元も、わかっている事を公開しています。

ソリの諸元

設計者と製造会社K クリングル設計 妖精社製造
初飛行(推定)西暦343年12月24日
本拠地北 極
長さ75ステ/150 ペロ
40ステ/80ペロ
高さ55ステ/110ペロ
注: 全長、幅、高さはトナカイを含まない。
離陸時の重量75,000 グミ
離陸時の乗客重量サンタクロース 120 kg
離陸時のプレゼントの重量60,000 トン
着陸時の重量80,000 グミ(氷と雪による加重)
着陸時の乗員重量570 kg
推進力9トナ
装備トナカイの角(防衛目的のみ)
燃料干し草、麦、にんじん(トナカイ用)
排出物質極 秘
上昇速度1 瞬(目のまばたき 1 回分)
最高速度星の光より速い
単位系が異なるため、単位の解説
長さの単位:ステ(ステッキ形キャンディの本数)ステッキ形キャンディ1本分の長さ
長さの単位:ペロ(ペロペロ・キャンディの本数)ペロペロ・キャンディ1本分の長さ
重さの単位:グミ(グミ・キャンディの数)グミ・キャンディ一個の重さ
出力の単位:トナ(トナカイ・パワー)トナカイ一頭が発揮する仕事率 馬力のトナカイ版


ノーラッド NORADの通常の業務のひとつである人工衛星の軌道データについて、TLE(二行軌道要素/Two Line Elements)のフォーマットや軌道要素、二行軌道要素について詳しくは改めてまとめます。

Flightradar24 サンタのフライト追跡

航空機のリアルタイムでの飛行情報を地図上で表示できる「フライトレーダー24」でも
上空のサンタクロースを追跡して地図上にマッピングされます。単なる航空機アイコンとしてではなく、専用のトナカイが引くソリとして追跡できます。毎年12月24日の01:00 UTC(世界標準時)頃に北極を出発し、最も東の時間帯で夜が訪れるエリアの最初の家に向かう予定です。通常の地上および衛星ベースのADS-B(航空機位置情報)に加え、少しのクリスマスの魔法を使用して飛行を追跡します。さらに、サンタはトナカイの角を追加のアンテナとして使用し、トランスポンダーの到達範囲を拡大することができます。

フライトレーダー24でサンタを追跡するには、毎年12月24日の01:00UTC(日本時間12月24日 10:00)から提供される特別な追跡リンクを使用するか、SANTA1、HOHOHO、R3DNO53などのキーワードで検索することで追跡できます。また、ウェブサイトまたはアプリの飛行情報パネルの左下にある3Dボタンを押すと、3Dでサンタを追跡することができます。


フライトレーダー24 12月24日のキャプチャ
フライトレーダー24 2023年12月24日 日本上空のキャプチャ

サンタのソリは、9基のエンジン(トナカイ[Rangifer tarandus])を備えた特別なトナカイ型航空機で、機体登録番号は「HOHOHO」(製造番号 MSN 0001)です。この機体は1,753歳で、世界で最も古い現役の機体とされています。ソリ自体は非常に古いものですが、ある年のクリスマスイブに霧のため計器飛行方式(IFR)での運航が必要となり、9基目のエンジン(赤鼻のトナカイ)が追加されました。この明るく輝く「赤鼻」は、1939年以降、毎年クリスマスイブにサンタの旅路を導いています。

最近では、サンタの工房と緊密に協力し、数年前、サンタの正確な位置を追跡できるように、ソリにADS-Bトランスポンダーを設置しました。サンタが航空管制と交信できるよう、ICAOはSLEIという型式指定を発行しました。例年 提出されたフライトプランとエルフ交通管制との会話に基づき、サンタがそりに乗って出発する前に、フライトディスパッチの妖精たちから航空管制から連絡があるようです。


フライトレーダー24
https://www.flightradar24.com/

フライトレーダー24について、本来の航空機の追跡での使い方を以下で詳しく説明しています。
ADS-Bを受信するフライト追跡表示サービス 航空機のリアルタイム運行状況 ATCの話3

googleもサンタを追跡している

Google サンタを追いかけよう
https://santatracker.google.com/

Google サンタトラッカーのキャプチャ
Google サンタトラッカー2023年12月24日の 日本上空のキャプチャ

サンタの追跡とタイムスケジュール

サンタクロースは北極を出発点として、地球上を南北に移動しながら世界中を巡っていきます。日本列島の通過に関しては、一直線に通過するわけではなく、場所によっては複数回往来することもあるため、通過時間は一定ではありません。このような行程は毎年の恒例行事として実施されており、基本的なスケジュールはここ数年確認していますが年々大きく変わることはないと思います。

各サービスの追跡開始時間(日本時間)

  • NORAD サンタ追跡:12月24日 18:00から
  • Flightradar24:12月24日 10:00から
  • Google サンタトラッカー:12月24日 19:00から

2024年の日本周辺の通過時間実績

  • NORAD:12月24日 23:00~23:20頃
  • Flightradar24:12月25日 00:00~01:15頃
  • Google:12月24日 22:30~23:10頃

各サービスで通過時間に差があるのは、それぞれのシステムの特性や計測方法の違いによるものと考えられます。


一年に一度の特別な機会です。この時期には、子どもの頃の気持ちに戻って楽しむのも素敵ですし、お子様と一緒に心温まる時間を過ごすのも良いでしょう。サンタクロースの旅に思いを馳せながら、この季節ならではの楽しさを味わってみてはいかがでしょうか。

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2015年 首相官邸ドローン事件があった年、トイドローンを手にして以来ドローンと関わっています。JUIDAの無人航空機安全運航管理者、操縦技能証明とドローン検定協会の無人航空従事者試験1級 を取得しております。無線関連の第1級陸上特殊無線技士も取得しております。 できるだけ正確に学んだことを綴って行きたいのですが、もし間違いなどありましたらご指摘いただけると嬉しいです。 このサイトはリンクフリーです。報告の必要ありません。リンクして頂けると喜びます。
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